メーカー/機種名 |
ヤマハ SG-1000 #004857 1980年製 |
|
スペック |
色 |
RS(レッドサンバースト) |
材/塗装 |
TOP=メイプル3P
BACK=マホガニー
NECK=マホガニー+メイプル+マホガニー3P
FRETBOARD=ローズ
FINISH=ポリウレタン |
ピックアップ |
F/R=GRECO DRY 1982 |
改造/交換 |
FRET=ヤマハにて交換
PICK UP F/R=OPG-1 (DATE 55.4.21)
〜GRECO DRY 1982
ROD COVER BIS=ゴールド |
|
当時の定価 |
|
コメント |
SGについては『SG2000』のコメントに詳しく書いております。
このSG1000は、SG2000MTを購入した1週間後に入手しました。MTを購入したことで、私の「SGは買わない」がとうとう解禁となってしまい、次に購入するなら高中氏が虹伝説の時に使用していた「SG1000虹(通称“虹1”)」と同時期のものを、と思っていたらそれがすぐに見つかってしまい、即ゲットしました。
高中氏が最初に入手したSG1000はラージヘッドです。ちなみに、'77年にヤマハ渋谷店にてヤマハから直接もらったのでシリアルがありません。仕様は4桁シリアルと同じで、のちにPUをGIBSONオリジナルPAFに交換されます。この頃のSGのみポリエステルフィニッシュ(ラッカーとも?)。ピックガード用のゴム製スペーサーによって、その部分の塗料を黒く変色させるのが特徴です。それ以降はポリウレタンフィニッシュになります。スモールヘッドのSG1000は、そのサブ機として用意されました。そのSG1000を、ピックアップを'81年までのグレコの通称「Z版DRY」に変更、カラーを元のRSからメッキ加工の上、ヘッド,ナット,フィンガーボード,ボディトップと虹色にペイントされ、さらにヘッドの「YAMAHA」ロゴを「TAKANAKA」に換え、ノブをライテル社のものに変更し、'81年3月の「虹伝説ライブ」用に改造したのです。
「TAKANAKA SUPER LIVE」のインナーにSG1000を弾いている写真がありますが、ヘッドがラージヘッドのものとスモールヘッドのものが混在しております。つまり、サブのSG1000を'79年末には所有していたということです。しかし、本人所有機のシリアルが分からず、とにかく同時期で仕様が近く状態のいいものを、ということでこのSG1000を購入しました。入手したSGが'80年製であることには、購入後気付きました。
購入時、元の所有者(ファーストユーザー)が入手して以来大切に扱って来たため、傷とパーツの曇りはほとんどありませんでした。しかし弾き込まれた分、フレットがかなり減っており、またネックもライトゲージに負け、調整が効くギリギリに近いところまで順反りしていたため、ヤマハに修理に出しました。結果、とてもいい状態になり、満足しております。でも、お金がかかってしまいました。
ピックアップの交換ですが、さすがに「Z版DRY」は入手困難(見つけても高価)なので、ジャンクで入手したグレコのレスポールカスタムPC-98K(フィル・コリン モデル)から外した「DRY 1982」を使いました。「DRY 1982」は「Z版DRY」とは音質的に差はなく(現行のDRYは全くの別物)、「Z版DRY」が高価なのは希少価値のせいだ、ていうか、同じと言われております。ですので、迷わず「DRY 1982」を搭載しました。SGのエスカッションにつけるには3点支持なので、それなりに工夫はしております。また、本人の虹1はコイルタップしていないのかもしれませんが、私はSG1000はこれ一台しかありませんので、DRYでコイルタップできるように改造しております。ついでに、証拠としてベースプレートに『DRY 1982』のシールを貼りました。音質は、交換してアンプに直結でクリアな音を鳴らし「ONCE UPON A SONG」の頭を弾いたところ、いきなり「虹伝説ライブ」の音がしました。音質を似させるには、アンプの種類よりもピックアップを同じ物にしないとダメですね。OPG-1ではパワーがありすぎて、あの何とも言えないクリーンさが出ません。ノブもライテル社製の物を入手しましたが、このボディカラーには似合いませんね。とにかくこれだけで、色がRSの状態の「虹1」の完成、ということになります。あとはメッキ加工しレインボーカラーにするだけ?いやいや、そんなことは致しません。 |
|